July 23 2010(日本語公開)
武原 誠
毎日暑いですね。私が留学生時代に過ごした中国北京も夏は日本のように暑かったです。
中国ではこのように暑い日には「熱死了(ルォ・スー・ラ)!:ひどく暑いね!」と言います。
それはさておき、本題にもどりパソコンのお話をしなくては・・。
7-8月のトレンドキーワードと言うと「雷」ですね。なんたってこのころが落雷が一番多い時期ですからね。
通常のパソコントラブルといえば、原因が"人為的操作ミス"またはパソコンそのものの"経年劣化"なのですが、
この落雷の時期は、普段馴染みの薄い"天災"がパソコントラブルという具体的なリスクとなって皆さんに忍び寄ります。
もしも、ご自宅の近くで落雷が生じてパソコンや家電製品が壊れてしまったら、あなたはどうしますか?
まさか「天災だからいたしかたない。」なんてセリフ、言えませんよね?
落雷による機械故障の原因は、コンセントや通信用回線を通じて流れてくる雷サージが一瞬にして、内部の電子回路を
破壊するからです。
家に近くに「避雷針」があるから大丈夫という考えは間違いです。
雷が人間の都合に合わせて避雷針だけに落ちるということはなく、避雷針の周辺にあるや樹木、電柱、通信設備、信号機に
落ちてしまえば、そこから雷サージは生じて周辺の住宅地へ流れ込みます。
【対策その1】
落雷対策製品を用意する。
UPS や 雷サージ防止コンセント
※防止コンセントは100%雷サージを防止できるものではありません。
雷サージ量が設定値よりも超過すれば通過されてしまいます。
UPS:無停電電源装置
サーバ用に急な停電が起きた時でも電源を確保する為に開発された製品。
構造そのものが過電流・過電圧にも強いので落雷からもPCを守ってくれる。
UPS製品では老舗のAPC社製シリーズなどはこちら。
気軽に使える電源タップ型の落雷ガード製品。
想定を超える過電流・過電圧ではこのディフェンスも越えられてしまうので
油断は禁物。
2P・8個口 雷ガード、集中スイッチ、耐トラッキングスイングプラグ付雷ガードタップ
【対策その2】
万一の時のためにデータを頻繁にバックアップしてください。
やり方については次のをご参考下さい。
XPの場合 → コチラ
Vista又はWindows7の場合 → コチラ
もしも、落雷でパソコンが壊れてしまった場合はー
・新品購入にて付いてくるメーカー保証は、落雷による故障は有料修理になります。
火災保険・家財保険に入っている場合の手順
【手順1】、落雷証明・罹災証明を用意する。
落雷が発生した場合、所轄の消防署または各地方自治体が実際に現地にて被害を確認し、発生日時・場所等を記した
災証明書が発行されます。
罹災証明が発行されない場合は、該当被災者が落雷による被害を受けた旨の被害届を消防署に提出し、
受領した確認書が罹災証明書の替わりとなります。
(気象庁管轄の最寄の気象台または、民間の観測センター(有料)で入手できます)
【手順2】、修理報告書(弊社、またはメーカー各社より発行)
落雷により故障した旨を修理依頼書に書き、修理品と共にあんしんPCサポートまたは製造メーカーへ発行を依頼してください。
製品を確認した後、修理報告書を発行します。
【手順3】手順1,2の資料を提出
保険会社の申請書類と共に、罹災証明書と修理報告書を保険会社に提出してください。
詳しくは、各保険会社へお問い合わせください。
※あんしんPCサポートでは大手各社損害保険に関する知識をもつスタッフがおりますので、
ご不明な点がありましたら お気軽にお問い合わせ下さい。
修理をせずに新しいパソコンを購入する場合
落雷によりパソコンが壊れてたとしても、それによってダメージを受ける箇所は電源ユニット or 通信デバイス or
マザーボードの為、データが格納されているハードディスクは大抵無事です。よって、新しいPCを購入し
データを引っ越す事も可能です。
この時注意しなくてはならないのは、作成したデータ(住所録・写真・文章ファイルetc)は引っ越せますが、
それらを作成したアプリケーションソフト(OfficeWord/OfficeExcelやPhotoshop、年賀状作成ソフト)など
は引っ越せませんので、それらを購入した際についてきたCD-ROMまたはDVD-ROMをご用意する必要がございます。
※インストール時だけお友達に借りたというソフトは、残念ながら諦めるしかありません。
あんしんPCサポートの被雷PC救済キャンペーン(2010年7月~8月31日迄)
基本出張料 + 作業代金(データ取り出し&移動 + 各初期設定)¥12,600 (税込)
※キャンペーン価格は1台当たりの料金です。
※お客様のPC環境が特殊な場合は、キャンペーン価格でのご用命をお受けできない場合がございます。
電話受付担当者がすぐに診断いたしますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
長文となりましたが、雷が光ったらパソコンのコードを全て外す。
これが完全リスク回避の鉄則です。