2010年4月22日木曜日

枯れた技術

時代はもう2010年だというのに、残念ながら未だOffice2003で満足しているスタッフ武ちゃんです。
理由を聞かれちゃうと、ぶっちゃけ「慣れ」ですね。この考え方は自分だけに限ったことではなく、
おそらくかなり多くのPCユーザーの方々も同じ思いで使い続けておられると信じています。(勝手に信じます)

とうとう本日(4.23)次に新しく出るOffice2010の発売日が発表されました。6月17日だそうです。
私は仕事でメインに使うパソコンのOSがWnXP/PROでOfficeは2003です。"枯れた技術"信者である
自分ですが、さすがにブラウザはIE6.0を信奉していることはございませんので、ご安心下さい。
(WEB制作でCSSに触れるようになってからIE6が憎らしく感じ始めたあの日が懐かしい・・。)

ITやデジタル機器の世界は、今やすごい勢いで進化しているのは周知の通りです。
しかし、十分に検証されないまま実用化される技術が多く、予期せぬトラブルが非常に多いのです。
わたくしが某国内大手SIer会社のF社に勤務していたころ、ソフトで原因不明のエラーが発生すると
メモリダンプ(業界用語メモダン)を、まるで野山で獲物を捕らえるように専用の"網掛けツール"と
いうものを仕掛けて、ひたすらエラーの再現を待ち続け、捕らえられた時は大喜びをするのです。
皆様ご想像ください。大の大人がパソコンを睨みながらただひたすらに無言でキーボードを叩き
つづけ、時として突然大喜びする姿を・・・。ぶっちゃけキモイ。かなりキモイ。

話をそれてしまいましたが、そうやってエラーを採取して、原因を調査し、修正プログラムを作成
してユーザーに配布する。Windwosアップデートの通知がこのいい例です。
つまり、ソフトウェアというものは新製品であれば、必ず欠陥が潜在しているということです。
そうした欠陥箇所は業界的には「走りながら直していこう」というのが流儀です。とにかく使ってみて
問題があったら使いながら修正していこうという考え方なのです。

新しいもの好きの人に対して大変ショックな事実をお伝えしてしまいましたね。ゴメンちゃい。
でも裏話的には事実です。特にパソコンは。

同じ半導体技術でも、飛行機、ロケット、医療器械、車、家電では決してエラー(トラブル)が
起きてはならないと考えられていますが、パソコンの世界だけはエラーが容認されている極めて
キモイ産業なのです。ふふふ。

ここで頭がいい人はお気づきになるでしょう。エラー(トラブル)が起きてはならない半導体は
どのようにして生まれているのかと・・。開発+エラー+修正の過程で極稀に伝説的に安定した
デバイス(機器)やソフトが誕生します。これこそが先程文面に出てきた"枯れた技術"なのです。
そしてその"枯れた技術"をベースに活用することで、飛行機などの高リスクな乗り物や機械は、
リスクの回避・平準化を実現しているのです。

Windows7は新しすぎて膿(エラー)出しはこれからがスタートでしょう。そしてWindowsVistaは
エラーを十分に出し切るほど被験者(ユーザー)が十分に得られなかったので修正プログラムは
道半ばでしょう。そうなると必然的にWindowsXPかWindows2003が"枯れた技術"としてはいい
塩梅だと言えると思います。

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