パソコンの操作説明を教えに訪問した豊島区のお客様のPC上で授業中に
"Mydocument.exe"ウィルスを発見しました。
MyDocument.exeは、どのような悪影響を与えるの？
- 5月に、クレジットカード、銀行のパスワードなどの個人情報を盗みだします。
今回の場合は、LANケーブルを抜きましたが、無線LANネットワークの場合は
ネットワークデバイスの一覧にある活性中のアダプタを無効化して、外部との
接続を完全に断ち切ってください。
さて、Mydocument.EXEというウィルスは、Conficker、Downadupなどと同じ
性質をもち、具体的にはクレジットカードの情報を盗み出す悪事を働きます。
感染経路は、主に記憶媒体（ハードディスク（内蔵、外付け）、USBで接続するタイプ
の記憶媒体(例:USBフラッシュメモリ、デジタルカメラ、プリンタ）です。
特にUSBの記憶媒体を経由しての感染が多いウィルスです。
ウィルス駆除事態はそれほど難しくありません。ウィルスソフト対策ソフトをお持ちでない方は
以下のオンラインウィルススキャンをお使い下さい。
1.@niftyウイルスチェックサービス
@niftyが提供する「オンラインスキャンサービス」です。だが、その実態はカスペルスキー社のオンラインスキャンの技術を利用しています。その実力は世界最高峰です。
2.ESET Online Scanner
軽く強力なウイルス対策ソフトとして、定評がある「ESET」の「オンラインスキャンサービス」です。英語サイトしか見つかりませんでしたが、実力は確かです。
3.Symantec Security Check
老舗ウイルス対策ソフトとして、高名な「Norton」のSymantec社が提供する「オンラインスキャンサービス」です。ウイルス対策だけではなく、セキュリティの脆弱性もチェックしてくれます。
4.トレンドマイクロオンラインスキャン
日本での利用者が多い「ウイルスバスター」のトレンドマイクロ社が提供する「オンラインスキャンサービス」です。マルウェアにも効きます！
5.F-Secure Online Scanner
セキュリティベンダとして世界的に有名なF-Secure社の「オンラインスキャンサービス」です。ウイルス対策の技術は、世界的に評価されています。
6.Windows Live OneCare PC セーフティ
Microsoft社が提供する「オンラインスキャンサービス」です。ウイルス対策だけでなく、Windowsのメンテナンスまで行う「優れもの」です。
ただし、ここで重要なのは・・・
感染したパソコン本体の処置以外にも、感染源となっている媒体機器を特定することです。
理由は冒頭の説明により言わずもがなですが、敢えて申し上げるとこの種のウィルスは、
USBメモリや外付けHDDなどを使った接触感染系（ネットワーク経由ではない）なので
根元駆除しないと感染の拡大の危険性があるのです。
事実、この手のウィルスを検知した場合、弊社ではPC内のウィルスの駆除はもちろんですが、
このタイプのウィルスの場合は、感染元のウィルスを駆除しないといつまでも暫定対処となり、
根本的なお客様の安心には繋がりませんので、ウィルスの特徴を分かりやすくご説明し、
お持ちの記憶媒体をできるだけ全て検査して安全性を確認するところまで行っております。
気になる作業料金についても、他社様では基本１つの媒体機器のスキャンに対し１作業料金を
発生しますが、弊社ではウィルススキャンとウィルス駆除方法についてご説明を差し上げ、
その後、お客様の目の前で実践的に例をお見せする形をとり、なるべくコストが圧縮できるように
色々と工夫しております。
ちなみに、今回のお客様はPC以外にデジカメ１台とSDカード9枚中7枚の感染を確認しました・・。
その後、お客様と詳しくパソコンのご利用方法について伺ったところ、お仕事の関係で毎年2~３回
ほどフィリピンへ行かれるそうで、その時にデジタルカメラを現地のパソコンに繋げていたそうです。
ウィルスの流行傾向から見るとMydocument.exeウィルスはやはり海外が多いので、デジタルカメラ
の中のSDカードが感染媒体の大元だったと思われます。
読者の皆様もクレジットカード情投稿を公開報が悪用されないようにご注意ください。
ウィルス対策、ウィルス駆除でお困りの方は、関東1都4県に出張サポート可能な
あんしんPCサポートPCトラブル解決サービスまで、お気軽にご相談ください。
