2011年3月20日日曜日

解決事例 Windows7からファイルサーバへ接続不可の対処方法

埼玉県鳩ヶ谷市にある法人企業からのご依頼で、故障したWindowsXPの代替機として新規導入したwindows7のパソコンをネットワーク上のファイルサーバにアクセスしようとしてもパス認証が通らないというトラブルでした。

現地へ行ってみると使用されていたファイルサーバはLinuxのSAMBAでした。この問題はWindows7側のセキュリティが高めに設定されているのが原因なので、以下の方法でセキュリティレベルをさげてあげました。

■Windows7HomePremiumの場合 (レジストリを編集)

手順1)レジストリのバックアップを取る。
「Windows」キー + 「R」キーで入力画面が表示されるので「regedit」と入力してOKを押す。


画面左上のメニューからファイルを選択後、エクスポートをクリックし、
任意の場所に保存する。以上でレジストリバックアップは完了です。


手順2)レジストリに項目を追加する。

手順1で開いた画面のまま左側のサブメニューのツリーを以下の内容で辿っていきます。
HKEY_LOCAL_MACHINE → System → CurrentControlSet → Control → Lsa

右クリック→新規→DWORD(32ビット)値 を選択

作成されたファイル名を「LmCompatibilityLevel」に変更する

こんな感じに 作成できたら「LmCompatibilityLevel」をクリックして編集します。

値のデータを「2」 表記は16進数にチェックを入れてOKボタンを押します。
以上で作業完了です。これまでに開いた画面を全て閉じて再起動して下さい。

■Windows7pro or Ultimateの場合 (ローカルセキュリティポリシーから設定する)

セキュリティポリシーの管理画面から設定する

「Windows」キー + 「R」キーで入力画面が表示されるので「secpol.msc」と入力してOKを押す。

次に左側サブメニューからネットワークセキュリティを選択し、
「ネットワークセキュリティ:LAN Manager認証レベル」を見つけて選択。

認証レベルを「NTLM応答のみ送信する」または「LMとNTLM応答を送信する」に変更。
※ファイルサーバによっては「NTLM応答のみ送信する」で接続できるケースもある。

以上で作業完了です。これまでに開いた画面を全て閉じてファイルサーバに接続できるか試して下さい。

以上、本日のブログでした。