2011年3月24日木曜日

解決事例 プリントサーバの再設定 東京都練馬区

東武東上線の東武練馬駅にある石島化学工業株式会社様に出張サポートしてきました。


トラブルの症状は、VPNルータのリプレイス後に社内のネットワーク複合機(コピー機)3台への接続が不安定になったということでした。

現場へ急行し、実機(コピー機)を確認してみると、IEEE1284パラレルポートをLANポートに変換するプリントサーバを活用してネットワークに参加させていることを確認。接続する側のクライアントPCの設定を確認してみるIP指定ではなく、コンピュータ名(プリンターデバイス名)指定になっていて、コピー機側もIP固定ではなくDHCP割り当て設定になっておりました。

ここまでに確認された状況証拠は以下の通り、

1:発生したタイミング:VPNルータのリプレイス
2:発生頻度:印刷が出来る日と出来ない日がある
3:コピー機のIP設定はVPN
4:クライアントPC側の登録プリンタのポート設定はIPアドレスではなくデバイス名
5:コピー機は終業時に電源を切る運用をしている。

これらの状況証拠により、一つの推測を立てるとするならばVPNルータ側の仕様または設定でIPリース期間が短かったり、または起動したデバイス順に空いたIPを割り当てる設定になっていると仮定したとすれば、日によっては電源を立ち上げたタイミングによって固定IPのクライアントPCと自動割り当てのコピー機が同じIPで競業しうると辻褄(つじつま)が合います。

予測が立ったところでVPNルータの導入したKDDI様ご担当者と総務部長と連携作業に入り、最終的にはリスクマネージメントの観点から大掛かりなルータ側の設定変更よりも3台のコピー機側の自動割り当て設定を固定化する方向に決まり私の方で設定変更を行い、無事すべての社内PCからのテスト印刷できることを確認し、全作業完了となりました。

以上、本日のブログでした。