2011年2月7日月曜日

携帯データの消去・抹消

野球賭博から端を発した今回の八百長問題は証拠品として押収されたケータイ電話機の削除済みメールから明らかになった。それ以外にも合成麻薬使用で捕まった押尾学も事前に携帯履歴を削除していたが警察の捜査によってデータ復元された。

刑事事件でなくても他人見られては困る情報はどんな人でも一つくらいはあるだろう。

最近は携帯専用のデータ吸出しソフトが市販で多く出回っているので、悪趣味な人間がいたとすれば中古携帯からいくらでも個人情報を吸いだせるのでそう簡単には捨てられない。

では、どのようにして完全にデータを殺すかというと、1つ目は物理的に破壊する。2つ目は内臓されたICチップのデータを削除する方法の2通りです。

【1】端末を分解してICチップを破壊する方法
携帯端末を分解し、取り出したICチップを電子レンジでチン♪します。
半導体ICチップは全般的に電子ビームに弱いです。
水に浸しせばもっと簡単に壊せるとお考えの人もいるかもしれませんが、半導体チップは水に強く、データ消去にはあまり効果的ではありません。
しかしながら、電子レンジを用いた方法は熱(材質によっては火花も。。)が発生し大変危険なので、自信のない人は下記の方法を採用してください。









【2】ソフト的にデータを消去・抹消する方法 
(1)法人向けソフトだが、リセキュアまたはエコケーイレースを使ってデータ上書きする。
※二つとも携帯下取り支援サービス用のソフトらしいのでデータ抹消だけは頼めない。

(2)市販品を利用してデータを上書きして抹消する。 「携帯マスター」
対応機種の確認ページは コチラ

(3)各ケータイキャリアのショップで端末初期化してもらう。
※無料はGoodだが、初期化処理方法が公表されていないのであくまで初期化と認識したほうがよさそうだ。抹消と言えるかは不明。

後記:色々紹介しましたが、警察沙汰になるとおそらく開発メーカーの協力を得てデータ復元するはずなので、消去レベル以上の抹消レベルを必要とされている方には物理的破壊か乱数データの上書き方法しかないと思われます。